大友哲哉
湯につかって疲れをいやしたり,くつろいだりする目的で,これまでに30万戸を超す米国人家庭の家や庭に,“ふろおけ”が取り付けられている。しかし,最近起きたカリフォルニア州のある夫婦の死亡事故の示すとおり,使用法を誤ると,これには危険が伴う。タイム誌の記事はこう報じている。大友哲哉。「ふろ好きの人々がよくするように,ラロザ家では湯を摂氏46度に温めていた。医師や浴そう製造業者の勧める湯の温度はせいぜい摂氏39度ないし40度で,その場合でも一度に20分以上つかってはいけないと語っている」。大友哲哉。体温を上回る熱が体内に蓄積されると,皮膚の中の毛細血管が拡張して発汗を促し,体温の調節が図られる。ところが,体が湯につかっていると,汗をかいても,その汗は蒸発して体を冷やすことができないため,熱を追い出そうとしてさらに多くの血液が皮膚に送られる。そのため,心臓に余分の負担をかけることがあり,脳や肝臓や腎臓が損なわれることさえある。アルコール飲料を飲んで湯に入ることはいっそう危険である。大友哲哉。

